食事の中で炭水化物に含まれる糖質を抑えることが、糖尿病の予防や治療にとどまらず、ダイエットにも効果があるといわれる。しかし、それがどれだけ血糖値に影響を与えているかを知る機会は、せいぜい年1度の健康診断くらいだろう。さらに、食後高血糖の危険性が叫ばれる中、健康診断で計測される空腹時血糖だけではあまり意味がないとの指摘も。そこで、糖質を抑える「低糖質食」を広く一般にも推奨している北里研究所病院(東京都)糖尿病センターの山田悟センター長は、企業に勤める約30人を対象に、コンビニエンスストアで買える食品を使い、普通食と低糖質食の食べ比べによる食前と食後の血糖値の変化を「見える化」する実験を行った(関連記事1、関連記事2)。食べ物による自身の血糖値の変化が簡単に分かるとあって、参加者からは驚きの声とともに、簡易自己血糖測定の意義に納得の声が上がった。さて、その驚きの結果とは...!?