世界の喫煙率、2025年の目標達成は困難か―東京大などが予測

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 喫煙は数多くの病気になる危険性を高めることがさまざまな研究から分かっている。こうした中、世界保健機関(WHO)は2003年、たばこ規制枠組条約(たばこの規制に関する世界保健機関枠組み条約)を採択。この条約はこれまで、日本を含む180カ国・地域で批准されており、WHO加盟国はこの条約に基づいて「2025年までに喫煙を2010年の数値より3割減らす」との目標を掲げている。ところが、東京大学大学院医学系研究科の渋谷健司教授(国際保健政策学)らの研究グループによると、現時点ではその目標が達成される見込みは低いことが分かったという。詳細は、3月14日付の英医学誌「ランセット」(2015; 385: 966-976)に掲載されている。

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