近年、裸足(はだし)や靴底が薄い裸足感覚のランニングシューズを履いて走る「ベアフットランニング」が注目されている。一般的な靴底の厚い靴を履いたランニングよりも自然で健康的な走り方ができるとされているが、米カンザス大学のスコット・ミューレン氏らによる研究から、30歳以上のベテランランナーがベアフットランニングに転向した場合、それに適した着地パターンにスムーズに変更することが難しく、故障のリスクが高まる可能性が示された。この研究結果は、3月24~28日に米ラスベガスで開かれた米国整形外科学会の会合で報告された。