線維筋痛症の客観的な診断に一歩、第一人者も期待

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 全身の痛みや疲労感が続く線維筋痛症は患者数200万人以上とされる難病だが、客観的な診断方法がなく、医師の中でも認知度が高くないことなどから、関節リウマチや精神疾患など他の病気と誤診されることが少なくない。こうした中、北海道大学大学院医学研究科の若尾宏准教授(社会医学)らは、血液検査で線維筋痛症を見分ける方法を開発し、4月8日発行の米科学誌「Plos One」(電子版)に発表した。線維筋痛症を客観的に診断できる可能性があり、この病気についての第一人者である東京医科大学八王子医療センターの岡寛教授も、小社の取材に「MAIT(マイト)細胞という新しい切り口で鑑別評価を行っている点が興味深い」とコメント。今後の発展に期待を寄せている。

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