「医療とデザイン」をテーマにしたシンポジウムが7月19日、東京・六本木で開催された。これは昨年11月、沖縄県八重瀬町にオープンした診療所「空の森クリニック」をめぐり、現代日本の医療の課題とデザインについて考えようというもので、同クリニックを運営する医療法人杏月会理事長の德永義光医師、同クリニックの総合プロデュースを手がけたグラフィックデザイナーの佐藤卓氏(佐藤卓デザイン事務所)、建築を手がけた建築家の手塚貴晴氏と手塚由比氏の夫妻(ともに手塚建築研究所)、アートワークを担当したアーティストの黒塚直子氏がパネラーとして出席。デザイン関係者らを中心に、140人あまりの参加者が詰めかけた。なお、佐藤氏は「ロッテ キシリトールガム」の商品デザイン、NHK教育「にほんごであそぼ」のアートディレクションなどを手がけ、手塚夫妻はグラフィックデザイナーの佐藤可士和氏とともに手がけた幼稚園「ふじようちえん」(東京都立川市)などで数々の賞を受賞している。