シジミチョウの幼虫、蜜でアリを操っている可能性―神戸大ほか

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 庭先でもよく目にする小さなチョウのシジミチョウだが、その幼虫はアリに蜜を与える代わりに天敵から守ってもらうという、お互いに利益を得ながら生きる「相利共生」の関係を築いていると考えられていた。ところが、神戸大学と琉球大学、米ハーバード大学の共同研究グループは、シジミチョウの蜜にはアリを自分のところに引き留めるよう操作する働きがあり、アリはシジミチョウに操られている可能性があることを発見した。蜜には統合失調症の薬と同じ作用があったという。詳細は、7月31日発行の科学誌「Current Biology」(電子版)に掲載されている。

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