おしっこをしたくなって夜中に起きてしまう―。寝不足にもつながるそんな症状に悩まされている人は少なくない。こうした夜間頻尿の原因の一つに塩分の取り過ぎがあることが、長崎大学病院泌尿器科・腎移植外科の松尾朋博助教らの研究によって指摘された。塩分の摂取量が増えると、特に夜間の排尿回数・量も増えたという。この結果は、9月9~11日に札幌市で開かれた日本排尿機能学会の会合でも報告され、同学会学会賞(臨床部門)を受賞した(関連記事:高齢者の夜間頻尿、多くは「水分取り過ぎ」が原因)。