世界各地で厳しい寒さが続く中、米国の医学研究機関である国立衛生研究所(NIH)は1月25日、高齢者が低体温症にならないようにするための対策をまとめ、公式サイトに公表した。「室内でも帽子を着用」「外出時には、しっかり充電した携帯電話を持つ」など、今すぐ取り入れられそうな対策が並ぶ。体の中心部の温度が極端に下がり、さまざまな障害が起こる低体温症は、最悪の場合、死に至る(凍死する)ことも。NIHは「加齢に伴い寒さや暑さを感じにくくなるため、高齢者は室内でも低体温症になる可能性がある」と注意を呼びかけている。