「よくかまずに早食いすると太る」といわれているが、その主な原因は早食いによって食べる量が増えるからと考えられていた。しかし、食べる量が変わらなくても、よくかまずに早食いすることで太る可能性が、東京工業大学大学院社会理工学研究科の林直亨教授らによる研究で示された。同じ量の食事を早食いした場合に比べ、ゆっくり時間をかけて食べた場合では食後のエネルギー消費量が増えていたという。また、食後に15分間ガムをかむと、さらに食後のエネルギー消費量が増えることも分かった。この結果は、2月17日発行の欧州肥満学会誌「Obesity」(電子版)に報告された。