社交的なメスのサルはシラミに感染しにくい―京大研究

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 学校や保育所など集団生活をしている子供で、意外と多いのがアタマジラミの感染。「お子さんの髪の毛にシラミの卵が見つかりました」と告げられ、子供の髪の毛をかきて卵を探した経験を持つ親も少なくないだろう。周囲から見れば、その姿は毛づくろいをするサルそのもの? 実際、サルの毛づくろいもシラミ駆除に大いに役立っているようだ。京都大学の研究グループは3月15日、群れの中心的な存在の社交的なメスのニホンザルでは、他のサルに比べて毛づくろいを受ける回数が多く、シラミの生息数が少なかったと発表した。詳細は、2月26日付の英科学誌「Scientific Reports」(電子版)に掲載されている。

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