遺伝子検査、受けても意味なし? 生活習慣改善せず

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 日本でも次々と民間企業が参入し、注目度が高まりつつある遺伝子検査。検査キットをネットで購入し、唾液を採取して送り返せば、数週間後に自分の体質やさまざまな病気へのかかりやすさなどを知らせてもらえる、というのが一般的なサービス内容だ。検査を受けることによって、病気のリスクが高いと判定された人が食事に気を付け、運動量を増やすなど生活習慣の改善を心がけるようになるのではないかと期待されている。ところが、英ケンブリッジ大学のグループは、2015年2月までに発表された研究のデータを集めて分析したところ、遺伝子検査を受けても生活習慣には影響しないことが分かったと、3月15日発行の英医学誌「BMJ」(電子版)で報告した。同グループは「遺伝子検査によって人々の行動を変えられるとの科学的根拠はないと考えるべき」との見解を示している。

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