認知症患者のさまざまな症状を軽減したり、介護者の負担を軽くしたりするのに、ロボットが役に立つのではないかと注目されている。そんな中、赤ちゃん型ロボット「スマイビ」(写真)を介護施設やグループホームに入居する認知症の高齢者に提供したところ、一部の高齢者でロボットを抱くことによって穏やかに過ごす時間が増えたとの調査結果が明らかになった。この結果は国立長寿医療研究センター神経内科の山岡朗子氏が5月18~21日に開かれた日本神経学会の会合で報告している。