「会陰切開、毎回しないで」―米学会 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 「会陰切開」をご存じだろうか。通常の出産(経腟分娩=けいちつぶんべん=)をしたことがある女性では、経験者も多いかもしれない。「会陰切開」とは、分娩時に腟と肛門の間の部分(会陰)が十分に伸びず、裂けて大きな傷ができてしまうのを防ぐためにハサミなどで切ること。デリケートな場所をハサミで切られると思うと恐ろしくなるが、実際には陣痛の苦しみが勝り、切られていたことに気付かなかったという声も多い。この会陰切開を産科医が経腟分娩のたびに必ず行うことについて、米国では10年前から産科婦人科学会(ACOG)が否定的な見解を示している。6月22日に同学会が「Obstet Gynecol」(2016; 128: e1-e15)で発表した産科医向けの診療行為に関する見解を示した文書(practice bulletin)でも、「日常的に会陰切開を行っても、長期的あるいは短期的なメリットはないため、行うべきではない」と改めて指摘。その根拠となる研究データなども紹介している。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×