健康管理にネット活用、高齢者には広がらず

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 いまやわが国では国民の4人に1人が65歳以上。人口の高齢化に伴い膨らみ続ける医療費をいかに抑え、一方で医療の質を高めるにはどうしたら良いか―。議論が続く中、その対策の1つとしてインターインターネットの活用などデジタル技術への期待が高まっている。このことは、日本ほどではないが、やはり人口の高齢化が進み医療費の増大に悩む米国も同様のようだ。ところが、米ブリガムアンドウィメンズ病院のデイビッド・レビン氏らが全米の高齢者約7,600人を対象に実施した調査から、医療や健康に関する情報収集や薬の処方などを目的にインターネットを利用する習慣がある高齢者の割合は2割程度にとどまることが分かった。この結果を踏まえ、レビン氏らは「高齢者にとって使いやすいツールを開発して普及させるべき」としている。この調査結果は米医学誌「JAMA」(2016;316:538-540)に掲載されている。

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