大腸がん検診、受診者増の一方で認知進まず

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 日本では近年、大腸がんにかかる人の数が急増し、この30年で約6倍となった。その昔は、不治の病とも言われていたがんだが、早期発見・早期治療であれば多くが治るようになり、大腸がんであれば95%以上が治癒するという。大腸がん検診は、自覚症状のない初期の段階でがんを発見することができるため、非常に有効とされている。大腸がん検診の啓発活動を推進するNPO法人ブレイブサークル運営委員会が実施した「大腸がん検診に関する意識調査」では、検診を受けている人は1年前の前回調査時に比べて増えた一方、検査の内容が便潜血検査であると正しく理解している人は60%未満と、前回の調査と変わっていないことが明らかになった。調査結果は、過去に実施したものも含め、同法人のウェブサイトに公開されている。

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