© Adobe Stock ※画像はイメージです 多くの女性が月経前および月経中に経験する精神的、身体的症状(月経随伴症状)の要因を分析したところ、年齢、体格指数(BMI)、月経期間などと関連することが分かったと、筑波大の研究グループが発表した。 月経随伴症状に関する研究は多いが、有効な予防策は見いだされていない。そこで研究グループは、2021年1月までに報告された月経随伴症状の有無や重症度に関する要因を検討した研究論文を収集し、データを統合して分析した。 その結果、月経中に発症する月経困難症の発現は〔1〕年齢が20歳以上〔2〕BMIが18.5未満〔3〕月経期間が長い〔4〕月経周期が不規則〔5〕月経随伴症状の家族歴あり〔6〕ストレスレベルが高い〔7〕睡眠時間が7時間未満〔8〕就寝時間が午後11時01分以降―の要因が影響することが明らかになった。 また、特に重症性の月経困難症はBMIが18.5以下であることと喫煙習慣に関連するほか、月経前症状は喫煙習慣と関連していることも分かった。 (メディカルトリビューン=時事)