© Adobe Stock ※画像はイメージです ソーセージや菓子パン、清涼飲料など複数の食材を工業的に配合、製造した「超加工食品」が日本人の成人の1日の総エネルギー(カロリー)摂取量に占める割合は3~4割程度に上っていたと、東京大大学院の研究グループが発表した。 研究グループは、2016~18年に18~79歳の日本人成人2742人から得られた8日間の詳細な食事記録データを使用し、全ての食品を加工レベル別に分類した。外食や総菜は〔1〕含まれる個々の食材ごとに分類〔2〕全て超加工食品に分類―の2通りで見積もり、超加工食品の摂取量を推定。年齢、体格指数(BMI)、喫煙状況などの個人的特性との関連を調べた。 その結果、1日の総エネルギー摂取量に超加工食品が占める割合の平均値は〔1〕のパターンで27.9%、〔2〕では42.4%だった。その割合は、60~79歳のグループに比べ、18~39歳のグループで統計的に有意に高かった。また、過去喫煙者や非喫煙者と比べ、現喫煙者で有意に高いことも分かった。 (メディカルトリビューン=時事)