© Adobe Stock ※画像はイメージです 地域やボランティアでの活動、趣味やスポーツなどの社会活動に頻繁に参加する高齢者は、社会活動の機会が全くない高齢者と比べて長生きする可能性が高いと、中国の研究グループが発表した。 研究グループは、中国の健康長寿調査に参加した高齢者2万8563人(平均年齢89歳)を対象に、社会活動の頻度と生存期間の関係を調査した。 社会活動への参加頻度に関するデータは2002年以降、18~19年までに行われた5回の調査から収集し、回答から〔1〕「ほぼ毎日」(532人)〔2〕「週1回以上」(553人)〔3〕「月1回以上」(693人)〔4〕「ときどき」(1379人)〔5〕「全くない」(2万5406人)に分類した。 分析の結果、追跡開始から5年後までの、100人当たりの標準化死亡率(年)は、社会活動の頻度が〔1〕の場合は7.3人、〔2〕は7.5人、〔3〕は8.3人、〔4〕は8.8人、〔5〕は18.4人と、参加頻度が高いほど生存期間が延びることが分かった。 (メディカルトリビューン=時事)