乳がん検診未受診多く―50歳以上などで

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 がん検診受診率の低さが課題となる中、未受診者の特徴を調べると、50歳以上であることや、健康保険の種類などが関係していたと、筑波大などの研究グループが発表した。

 研究グループは、2016、19年の国民生活基礎調査のデータを用い、40~74歳の女性を対象に乳がん検診未受診に関連する要因を解析した。

 その結果、乳がん検診未受診には、50歳以上、低い教育状況、低い世帯支出、国民健康保険に加入、特定健診の未受診などが関連していた。研究グループはこれらの結果を踏まえ、年齢(55~64歳が1点、65~74歳が3点)、健康保険の種類(国民健康保険加入者は1点)、過去1年以内の特定健診を未受診(8点)の三つで構成される「簡易リスクスコア」を作成。乳がん検診未受診者を高精度に予測できることが示された。(メディカルトリビューン=時事)

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