脂肪肝改善の仕組み解明―ノリ成分使った実験で 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 養殖ノリの一種スサビノリから抽出した脂質成分「SNL」をマウスに与える実験で、肝臓の脂肪酸代謝に変化が生じ、脂肪肝の改善につながる仕組みを解明したと、鹿児島大大学院などの研究グループが発表した。 SNLの摂取でマウスの脂肪肝が改善するとの先行研究はあるが、詳細な仕組みは不明だった。そこで研究グループは、SNLを与えたマウスの遺伝子を解析。脂肪肝に及ぼす影響を調べた。 その結果、SNLを摂取したマウスの肝臓では、不飽和脂肪酸のうちアラキドン酸とリノール酸が減り、炎症の抑制や中性脂肪の低下作用があるエイコサペンタエン酸(EPA)が増えていた。このことから、SNL摂取により脂肪酸代謝が変化し、EPAの増加を介して脂肪肝が改善したと考えられた。 研究グループは「新たな脂肪肝治療法の開発や廃棄ノリの有効活用に貢献する」と期待している。(メディカルトリビューン=時事) 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×