診療所は病院の3倍以上―抗菌薬使用量 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 抗菌薬の使用量を調べたところ、診療所は病院の3倍以上で、この大量使用が薬が効かない耐性大腸菌の発生に関連することが分かったと、国立感染症研究所などのグループが発表した。 薬剤耐性菌の増加は世界的な問題で、抗菌薬の適正使用による対策が急務となっている。 研究グループは、全国の診療所1万6484施設の検査データ、1947病院の院内感染対策データなどを分析し、2種類の抗菌薬(第3世代セファロスポリン系およびフルオロキノロン系)の使用量と、患者の血液から耐性大腸菌が検出される割合を比較した。 その結果、1日当たりの抗菌薬使用量は、病院と比べ診療所では3倍以上だった。2種の薬剤に耐性を示す大腸菌の割合も、病院の13.1%に対し診療所では18.7%と多かった。研究グループは「国家戦略として、診療所での不適切な抗菌薬使用の削減に取り組む必要がある」と警告している。(メディカルトリビューン=時事) 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×