問題解決訓練で幸福度向上―慢性疾患児と親 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 慢性疾患を抱える子どもの親に「問題解決スキル訓練」を行うことで親子の幸福度が高まり、関係が改善する可能性が示されたと、中国の研究グループが発表した。 問題解決スキル訓練は、現状の問題を明らかにして対策を考え、実行することでストレスの多い出来事に対処できるようにするトレーニング法。一方、治療が長期に及ぶ慢性疾患がある子どもの親は健康な子の親に比べ、精神的健康状態が悪化するとの報告がある。 研究グループは、2023年4月までに発表された論文を検索。慢性外傷性脳症、がん、自閉症、てんかんなどの慢性疾患を持つ子の親に対する同訓練が、親子の心理・社会的な幸福度に与える影響を検討した試験23件・計3141人分のデータを解析した。 その結果、同訓練には親の問題解決スキルの改善に加え、抑うつ症状や苦痛、育児ストレスの軽減、子の精神的な問題の減少、親子対立の減少との関連が認められた。特に、10歳以下の慢性疾患の子を持つ親に対する訓練がより効果的だと分かった。(メディカルトリビューン=時事) 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×