大学生の飲酒頻度、居住形態で違い

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 家族と同居している男子大学生と比べ、寮生活や下宿で1人暮らしの男子大学生は飲酒頻度が高かったと、大阪大大学院などの研究グループが発表した。

 研究グループは、学生定期健診を毎年受けている同大の学生1万7774人(男子66%)を対象に、居住形態と週4日以上の頻回な飲酒習慣との関連を調べた。

 中央値で3年の追跡期間中に頻回な飲酒習慣が見られた男子学生の割合は〔1〕家族と同居の5685人のうち5.0%〔2〕寮生活の692人のうち6.2%〔3〕下宿の5151人のうち5.8%―だった。

 解析の結果、居住形態と高頻度の飲酒習慣リスクには関連があり、〔1〕と比べて〔2〕は1.39倍、〔3〕は1.21倍高かった。一方、女子学生では男子学生よりも全体的に飲酒頻度が少なく、居住形態との関連はなかった。

 若年期の大量飲酒は将来の健康被害につながるため、研究グループは飲酒に関する啓発の必要性を訴えている。(メディカルトリビューン=時事)

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