肝硬変患者の転倒リスクを予測―時間内に動物の名前挙げる検査 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 肝硬変患者の転倒リスクの予測には、1分間に動物の名前をできるだけ多く挙げてもらう「アニマルネーミングテスト(ANT)」が有用であると、岐阜大大学院などの研究グループが発表した。 肝硬変患者では、肝機能の低下で体内に蓄積された毒素が脳にダメージを与え、肝性脳症を引き起こし、運動障害や意識障害が生じることがある。これらの影響で、転倒や転倒による骨折リスクが高まるとされる。 一方、ANTは海外では同脳症の検査に使用されているが、国内での検討は十分ではない。研究グループは、2021年12月~23年6月に同大学病院に入院した肝硬変患者94人(平均年齢72歳、女性30%)にANTを実施。テスト結果と入院前1年以内の転倒や転倒による骨折との関連を調べた。 転倒は18人、骨折は5人に見られ、女性や高齢で多かった。解析の結果、ANTのスコアが12以上の人に比べ、11以下の人では転倒および転倒による骨折が有意に多かった。(メディカルトリビューン=時事) 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×