まれな神経疾患の特徴を解明―顔面発症感覚運動ニューロノパチー

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

<p> 世界で100人程度のまれな神経疾患「顔面発症感覚運動ニューロノパチー(FOSMN)」の特徴を明らかにしたと、九州大大学院などの研究グループが発表した。</p>
<p> FOSMNは顔や口の感覚障害から発症し、飲み込みにくい、しゃべりにくいなどの重篤な運動障害が起き、次第に下半身にまで広がる。症状が複雑で認知度が低いため、未診断の患者が潜んでいる可能性がある。</p>
<p> 研究グループは、2020年6月~21年9月にFOSMNの患者数や症状に関する全国調査を実施。604施設から回答を得た。</p>
<p> 分析の結果、国内の患者数は約36人と推定された。診断済みの21人の多くは刺激に対する目や喉の反応に異常があり、診断につながる症状と考えられた。さらに運動症状が強いと進行が早いことや、発症初期の免疫療法で症状が緩和される可能性があることも分かった。(メディカルトリビューン=時事)</p>

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