約4分の1に不眠症状―山形県民調査

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 地域住民を対象に行った研究から、約4分の1が不眠症状を抱えていることが分かったと、山形大大学院などの研究グループが発表した。

 研究グループは、2021年12月~22年3月に山形県在住の7873人(平均年齢71.7歳、男性42.0%)に、健康と生活に関する調査を実施。不眠症状がある人の割合や関連する因子を調べた。

 解析の結果、不眠症状は23.4%に見られた。不眠リスクの上昇には女性、夜間頻尿、不安、痛み・不快感、寝室が明るいなどが、低下には1日の歩行時間の長さ、過体重が関連していた。

 性・年齢別に見ると、男性では1日2時間以上の歩行、女性は過体重・肥満、65歳以上は1日1時間以上の歩行が不眠リスクの低下に関連。一方、リスク上昇には、女性ではメディア視聴時間の長さと寝室の明るさ、高齢者は入浴から就寝までの時間の長さが関連していた。研究グループは「不眠症状に関連する因子は性別や年齢で異なる。個人の状態に応じた対策が必要」としている。(メディカルトリビューン=時事)

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