周産期うつ病で死亡リスク上昇

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 妊娠中または産後1年以内に「周産期うつ病」と診断された女性は、そうでない女性と比べ死亡リスクが高かったと、スウェーデンなどの国際共同研究グループが発表した。

 研究グループは、スウェーデンの2001~17年の国民登録データから、周産期うつ病と診断された女性8万6551人と、そうでない女性86万5510人を特定。最長18年間追跡調査し、死亡リスクを比較した。

 分析の結果、1000人・1年当たりの死亡率は、診断歴がない女性の0.26に対し、周産期うつ病の女性では0.82と高く、追跡期間を通じて死亡リスクが高い状態が続いた。

 さらに、周産期うつ病の女性では、診断前から精神疾患があったかどうかにかかわらず死亡リスクが高く、特に自殺と診断後1年間の死亡リスクが高かった。また、産前うつ(1.62倍)よりも産後うつ(2.71倍)でリスクが高かった。(メディカルトリビューン=時事)

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