超加工食品取り過ぎで食事の質低下―子ども対象調査

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 ソーセージや菓子パン、清涼飲料など、高度な加工が施され添加物を多く含む「超加工食品」からのエネルギー(カロリー)摂取量が多い子どもほど食事の質が低かったと、東京大の研究グループが発表した。

 研究グループは、2016~20年に3~17歳の日本人1318人から8日間の食事データを収集。外食や総菜など、家庭外で調理された食事に含まれる食材について〔1〕未加工、中程度など加工レベル別に分類し、超加工食品を少なく見積もる〔2〕全てを超加工食品に分類し、多く見積もる―という二つのシナリオで、食事の質スコアとの関連を評価した。

 分析の結果、1日の総エネルギー摂取量に占める超加工食品の割合は、〔1〕のシナリオで27%、〔2〕のシナリオで44%だった。〔1〕は菓子類が多く、〔2〕は穀類とでんぷん質食品が多かった。〔1〕と〔2〕を問わず、超加工食品からのエネルギー摂取量が多い人ほど食事の質スコアは低かった。(メディカルトリビューン=時事)

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