小魚食べる女性、死亡リスク低く

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 小魚を食べない女性に比べ、よく食べる女性は死亡リスクが低いことが分かったと、名古屋大大学院などの研究グループが発表した。

 魚の頭や内臓、骨にはビタミンAやカルシウムなど、病気の予防に関わる栄養素が多く含まれ、小魚はこれらを一度に摂取できる。

 研究グループは、2004~05年に35~69歳で健康に関する研究に参加した日本人8万802人(女性57.2%)のデータを分析。小魚の摂取頻度と死亡リスクとの関係を調べた。

 平均9年の追跡期間中に2482人が死亡した。解析の結果、小魚をほとんど食べない女性に比べ、月1回以上食べる女性は全ての死因による死亡リスクが低く、がんによる死亡リスクも低かった。男性でも同様の傾向が見られたが、有意差は認められなかった。

 研究グループは「普段の食事に小魚を多く取り入れることの重要性が示された」としている。(メディカルトリビューン=時事)

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