食塩摂取量、アトピー性皮膚炎に影響

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 食塩摂取量の増加が、アトピー性皮膚炎の発症や症状の悪化などに関連することが分かったと、米国の研究グループが発表した。

 研究グループは、2006年3月~10年10月に採取した、英国人21万5832人(平均年齢56.52歳、女性54.3%)の尿サンプルを分析。1日の食塩摂取量を推定し、アトピー性皮膚炎との関連を検討した。

 対象のうち、1万839人がアトピー性皮膚炎を発症。年齢などの影響を調整して解析した結果、食塩摂取量が増加すると、アトピー性皮膚炎の発症や重症化リスクも上昇した。検証のため、米国民健康・栄養調査に参加した1万3014人のデータを使い解析しても、同様の結果だった。

 研究グループは「アトピー性皮膚炎患者に対する塩分制限は、費用対効果が高く、安全性の高い治療につながる可能性がある」としている。(メディカルトリビューン=時事)

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