世界の加糖飲料摂取量が2割増―子どもや若者の調査

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 世界の子どもや若者の加糖飲料摂取量を推計したところ、約30年間に2割ほど増加していたと、米国などの研究グループが発表した。

 加糖飲料の摂取は肥満リスクを高め、将来的に心血管疾患や早期の死亡につながる恐れがある。

 研究グループは、185カ国で行われた栄養調査から、約140万人の3~19歳のデータを抽出。加糖飲料1杯を約240ミリリットルに換算し、1990~2018年の週平均摂取量を推計した。

 その結果、18年の全世界の摂取量は3.6杯で、1990年に比べ約23%(0.68杯)増えていた。最も増加幅が大きかったのは、アフリカのサハラ砂漠以南のサブサハラ地域で、106%(2.17杯)だった。2018年に最も摂取量が多かったのは、ラテンアメリカおよびカリブ地域で9.1杯だった。

 また、農村より都会に住む人の方が摂取量が多く、親の教育水準が高い人ほど飲む量が多かった。(メディカルトリビューン=時事)

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