アジア系米国人の若者、自殺率高く

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 約20年間にアジア系や太平洋諸島系の米国人の若者の自殺率が上昇したことが分かったと、米国の研究グループが発表した。

 研究グループは、1999~2021年に自殺した10~19歳のアジア系と太平洋諸島系の米国人1880人のデータを分析した。

 その結果、10万人当たりの男性の自殺率は1999年の3.76人から2021年には6.49人に上昇(72%増)した。女性は同期間に1.65人から3.72人に上昇していた(125%増)。

 詳細を見ると、男性の自殺率は1999~2009年に低下傾向だったが、09~21年は1年間の変化率が7.25%で大幅に増加。女性の自殺率も1999~2004年に低下傾向だったが、04~21年に増え、年変化率は6.34%だった。

 研究グループは「07~09年の景気後退で経済的な打撃を受けたことなどが、自殺率上昇の要因となった可能性がある」と指摘している。(メディカルトリビューン=時事)

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