マインドフルネス瞑想、姿勢が鍵―ADHD傾向の強い人

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 注意欠陥・多動性障害(ADHD)傾向の強い人が「マインドフルネス瞑想(めいそう)」に取り組む際は、体の姿勢が重要であることが分かったと、立命館大の研究グループが発表した。

 ストレス軽減などにつながるマインドフルネス瞑想は、ADHDの症状緩和に効果があるとされているが、注意を集中させたり、じっとしていたりするのが苦手な人は行いにくいとの指摘もある。

 研究グループは、マインドフルネス瞑想の行いやすさ・行いにくさを測定する尺度を作成。〔1〕ADHD不注意型〔2〕多動・衝動性型〔3〕混合型〔4〕ADHD傾向なし―のいずれかに該当する大学生19人に〔1〕背筋を伸ばして座る〔2〕猫背で座る〔3〕背もたれにもたれて座る〔4〕あおむけ―の4種類の姿勢で瞑想を行ってもらい、尺度を用いて評価した。

 その結果、多動・衝動性型の人は猫背姿勢では瞑想しにくく、あおむけではしやすいと感じていた。また背筋を伸ばした姿勢では、多動・衝動性型の人は瞑想をしやすいが、混合型傾向の人はしにくいと感じていた。(メディカルトリビューン=時事)

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