ロング缶1本で痛風リスク1.6倍―1日のビール摂取

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 酒の種類別に痛風リスクとの関連を調べたところ、ロング缶1本分にほぼ相当する量のビールなどを摂取すると、男女ともリスクが上昇していたと、中国の研究グループが発表した。

 研究グループは、2006~10年に英国の大規模研究に参加した男女40万1128人(平均年齢56歳)の飲酒状況と、痛風リスクとの関連を調べた。

 中央値で12.7年の追跡期間中、5278人が痛風を発症した。解析の結果、飲酒習慣のない人に比べ、習慣がある男性では痛風リスクが69%高く、女性は習慣の有無による差がなかった。一方、飲酒習慣のある人では、酒量が増えるほど男女とも痛風リスクが上昇した。

 酒の種類で見ると、飲酒習慣のない人と比べ、ビールやリンゴ酒1日約568ミリリットルの摂取でリスクは男女とも約1.6倍になった。シャンパンや白ワインなどもリスク上昇と関連していた。(メディカルトリビューン=時事)

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