肥満度高いと大腸がんのリスクに

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 体格指数(BMI)が25.0を超える肥満の人は、BMIが上昇するほど大腸がんのリスクが高まることが分かったと、日本などの国際研究グループが発表した。

 研究グループは、1984~2002年に日本などのアジアで行われた17の研究に参加した約71万人のデータを収集。BMIごとに6グループに分け、BMIと大腸がんの発症、死亡との関連を検討した。中央値で15.2年の追跡期間中に、1万1900人が大腸がんを発症し、4550人が大腸がんにより死亡した。

 解析の結果、BMIが23.0~25.0の普通体重の人に比べ、25.0を超える人では、BMIが上昇するごとに大腸がん発症リスクが9~32%高まった。特に男性でその関連が強かった。

 死亡リスクについても同様の傾向があったが、男女別で見ると女性ではBMIと大腸がんによる死亡リスクに関連はなかった。(メディカルトリビューン=時事)

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