男性のがん死が93%増―2050年予測

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 2050年までに世界の男性のがん罹患(りかん)数が約84%、がんによる死亡数は93%の増加が予測されると、オーストラリアなどの研究グループが発表した。

 研究グループは、世界185の国と地域の22年のがん統計データを用い、男性の30種類のがん死亡率と罹患率の比(MIR)を算出した。

 その結果、22年時点でMIRが高い(生存率が低い)のは、65歳以上、膵臓(すいぞう)がんなどの比較的発症頻度の低いがん、国の豊かさを示す指標の低い国の男性であることが分かった。

 がんの罹患数を見ると、22年の1030万例から50年には1900万例に増え、同期間に約84%増加すると予測された。

 また、がんによる死亡数も同期間に540万例から1050万例へと約93%増えると推定された。特に、65歳以上の男性と、国の豊かさが低・中程度の国と地域の男性で増加率が高く、それぞれ約117%、約160%だった。(メディカルトリビューン=時事)

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