降圧薬3種類の配合剤が有効

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 高血圧患者を対象とした試験で、3種類の降圧薬の配合剤による治療は標準治療と比べ、降圧作用が高いことが分かったと、ナイジェリアなどの国際共同研究グループが発表した。

 研究グループは、同国の高血圧患者300人(平均年齢52歳)を、3種類の低用量降圧薬(テルミサルタン、アムロジピン、インダパミド)の配合剤で治療を行うグループと、アムロジピンのみで治療する標準治療グループに分け、その有効性を比較した。試験開始時の家庭で測定する平均血圧値は、最高血圧151mmHg/最低血圧97mmHgだった。

 試験が完了した273人のデータを分析した結果、開始時と比べて6カ月後には、家庭で測った最高血圧の平均値は両グループとも低下したが、低下幅は標準治療で26mmHg、配合剤で31mmHgだった。

 また、6カ月後に診察室で測定した血圧値が140/90mmHg未満に抑えられた患者の割合も、標準治療が72%、配合剤が82%だった。(メディカルトリビューン=時事)

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