ストレス反応が体重増加リスクに

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 大阪大の職員を対象とした調査から、ストレス反応が強い人ほどその後の体重増加のリスクが高いことが分かったと、同大大学院などの研究グループが発表した。

 研究グループは、2016~21年度に職場でのストレスチェックと健康診断を受けた19~65歳の同大教職員1万36人を22年度まで追跡し、ストレスチェックの結果と体重増加の関連を検討した。

 「不安」「動悸(どうき)や息切れがする」など心身のストレス反応が強い順に4グループに分け、10%以上の体重増加リスクを算出した結果、ストレス反応が最も弱いグループと比べ、上位2グループは体重増加リスクが上昇していた。一方、仕事のストレス要因や周囲のサポートと体重増加に関連はなかった。

 研究グループは、ストレスチェックの活用が体重増加リスクの高い人に対する効果的な肥満予防につながることを期待している。(メディカルトリビューン=時事)

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