あおむけで高血圧、心血管疾患に注意

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 あおむけ姿勢での血圧測定で高血圧だった人は、座った姿勢での測定結果に関係なく、心血管疾患を発症するリスクが高かったと、米国の研究グループが発表した。

 研究グループは、米国在住者1万1369人(平均年齢53.9歳、女性55.7%)を対象に血圧データを調べた。あおむけ、座った姿勢のどちらでも高血圧(収縮期血圧130mmHg以上/拡張期血圧80mmHg以上)でない人は5993人、座位のみの高血圧は1113人、あおむけ姿勢のみの高血圧が1175人、どちらの姿勢でも高血圧の人は3088人だった。

 25年以上追跡調査した結果、あおむけ姿勢で高血圧がある人は、ない人と比べ、心不全、脳卒中、冠動脈疾患、死亡の危険性が高まることが分かった。この結果は、座位での血圧にかかわらず一貫していた。

 研究グループは「通常、血圧管理は座位での測定を基にしているが、あおむけ姿勢での血圧の評価も検討する必要がある」と述べている。(メディカルトリビューン=時事)

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