暑い日はアナフィラキシーに注意

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 食べ物や虫刺されなどによって急激なアレルギー反応が起き、時に命に関わるアナフィラキシー。東京科学大大学院の研究グループの調査で、気温が高いとアナフィラキシーによる入院リスクが高まることが分かった。

 研究グループは、2011~22年にアナフィラキシーで入院した患者5万5298人のデータと気象データを使用し、気温とアナフィラキシーの関連を検討した。

 その結果、1日の平均気温が高まるとアナフィラキシーによる入院リスクも高まることが分かった。特に、平均気温が最も高い(30.7度)場合、入院リスクは49%増加した。この関連は食べ物などによるアナフィラキシーで顕著だった。

 研究グループは、暑い日には虫刺されなどに注意し、アレルギーのある食品や、普段食べ慣れていない食品の摂取を避けるといった対策の必要性を指摘している。(メディカルトリビューン=時事)

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする