オンラインでも運動参加率高くー軽度認知障害の高齢者

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 軽度認知障害の高齢者を対象にした調査で、認知機能低下予防を目指した運動教室について、オンラインで実施した場合でも対面と同程度の高い参加率だったと、国立長寿医療研究センターなどの研究グループが発表した。

 研究グループは、軽度認知障害のある65~85歳までの207人を対象に、2020~22年のコロナ下に開催したオンライン運動教室と対面運動教室への参加率(中央値)と、リストバンド型活動量計で計算した運動強度(同)を、愛知県と東京都でそれぞれ検討した。

 その結果、愛知県の参加率は、対面92.1%、オンライン100.0%。運動強度は、対面が48.1%だった一方でオンラインは32.4%と低かったが、研究グループは「オンライン接続の確認などに時間を使い、十分な運動時間を確保できなかったことが要因として考えられる」と分析した。

 東京都の参加率は対面86.2%、オンライン91.7%で、運動強度は対面51.7%、オンライン48.8%で有意な差はなかった。(メディカルトリビューン=時事)

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