透析患者の海外旅行にどんな準備が必要か

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 慢性腎不全患者はこれまで、透析液の交換が必要なことから海外旅行が困難だった。しかし,現地情報の提供や透析の予約・手配支援を行う組織が登場し,海外への渡航者が増えている。全日空の五味秀穂部長(乗員健康管理部)は9月14日、東京都内で開かれた「第15回空の旅医学研究会」で,海外の医療機関では(1)透析時間が短い,(2)透析血流量が多い,(3)ベッド上で透析を施行しない施設もある―など,医療環境に日本との差があることへの認識を促した。また,診療時間内で打ち切ってしまう医療機関もあるため,渡航先では国内以上に水分・食事管理への注意が必要と指摘している。

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