秋田県の自殺率は高度経済成長期を迎えた1970年代以降に急増し、最近15年ほどは毎年のように全国ワースト1位を占めている。同県と県内6つの町(当時)では2000年から自殺予防対策に取り組み、4年間で自殺率を約半分に減らすという成果を挙げた。対策の中心的役割を果たした秋田大学公衆衛生学の本橋豊教授に、対策の特徴や自殺問題における医療の役割などについて聞いた。