最初は無症状なものの、次第に息切れを起こすようになる慢性閉塞性肺疾患(COPD)。主に喫煙が原因のため"たばこ肺"とも呼ばれ、重症化すると日常生活が困難になる。カナダ臨床評価科学研究所のAndrea A. Gershon氏らは、35歳以上の成人では、生涯のうちに4人に1人がCOPDを発症する可能性があるとする研究結果を、英医学誌「Lancet」の欧州呼吸器学会号(2011; 378: 991-996)に発表した。