自分のペースで6分間歩くことができる距離を測り、運動能力を評価する6分間歩行テスト(6MWT)。リハビリテーションなどで使われている検査だが、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校のAlexis L. Beatty氏らは、この検査で心臓病患者の再発を予測できるとの研究結果を、6月18日付の米医学誌「Archives of Internal Medicine」(電子版)に発表した。歩行距離が約100メートル減るごとに、心血管イベント(心不全、心筋梗塞、死亡)の発生率が30%上昇することが認められたという。