睡眠中に暴力を振るう「レム睡眠行動障害」。浅い眠りのレム睡眠中に、夢で行動する通りに体が動いてしまう病気で、本人だけでなく周囲の人にも影響する(関連記事)。この病気の症状が見られる人で、認知症の前段階である軽度認知障害やパーキンソン病を発症するリスクが高いことが、米メイヨー・クリニックのBrendon P. Boot氏(現ハーバード大学医学部)らによって米医学誌「Annals of Neurology」(2012; 71: 49-56)に報告された。