妊娠回数多い女性で難病リスク低下の可能性―米研究

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 運動麻痺(まひ)や感覚障害、視力障害などを来す難病の多発性硬化症。発症年齢は30歳代が中心で、女性の方がかかりやすいことも知られている。オーストラリア・マードック小児研究所のAnne-Louise Ponsonby氏らは、妊娠回数の多い女性では多発性硬化症を発症するリスクが低い可能性があると、米医学誌「Neurology」(2012; 78: 867-874)に発表した。リスクは妊娠のたびに低下し、その効果は長く続くという。同氏らは、多発性硬化症患者が増加している原因として、高齢出産や少子化が関与していることを指摘している。

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