カナダ・ロバーツ研究所のDaniel G. Hackam氏らは、うつ病やパニック障害などの治療薬として使われている「SSRI」(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と脳出血に関する従来の研究を評価・解析した結果、同薬の脳出血リスクは1.4~1.5倍だったと、10月17日発行の米医学誌「Neurology」(電子版)に発表した。SSRIはこれまで、消化管出血(食道から直腸の出血)のリスクを高めるとも報告されている。