血液は本来、体中の血管をさらさらと流れているもの。それがどろどろになって固まり、血管をふさいでしまうと、心筋梗塞や脳梗塞などの生死に関わる病気につながる。高齢化が進み、糖尿病や高血圧に加え、高齢者によく見られる不整脈の心房細動が増える中、血栓や塞栓(そくせん)の予防に血液が固まるのを防ぐ薬「ワルファリン」(商品名ワーファリンなど)を服用する人も増えている。このワルファリン、ビタミンKが大量に含まれるものを食べると、薬の効果が弱まってしまうのだ。そこで、ワルファリンを服用する際の食生活や他の薬との飲み合わせについて、注意事項を整理しておきたい。食べ物では納豆、青汁、クロレラのほか、抹茶や粉茶にも注意が必要だ。