魚の中でも非常によく食べられ,好き嫌いの少ないのがサケです。蛋白質,脂質(DHA,IPA),ビタミンDなどを多く含みます。身や卵の赤い色はカロテノイド系の機能成分であるアスタキサンチンを含んでおり,強い抗酸化作用があり,老化やがん,動脈硬化を予防します。 サケを揚げて酢にしばらく漬けてから食べるこの料理は,南蛮漬けの洋風版です。夏は食が細くなって,エネルギーが不足しやすくなります。こんなとき,揚げたものを酢で漬けた料理はさっぱりと食べられ,エネルギーもしっかり取ることができます。魚を揚げたついでにナスやカボチャも一緒に揚げると,よりいっそうエネルギー,栄養価もアップします。軟菜食は油で蒸し焼きにすると,魚の身が軟らかく仕上がります。トマトの皮は取りましょう。さらに軟菜食はサケを細かくたたいて,小さな小判型にまとめて蒸します。